第2回 水分の取り方

生物が生きていくためには、必ず水が必要となります。
水を取らなさすぎても、血液がドロドロになり脱水となって腎不全に陥ったり、むしろ取りすぎは病気の前兆ともいえるでしょう。

では、まずは犬がどのくらいの水分量を1日に摂取すれば良いのでしょう。
幾つかの文献が存在しますが、基準としては
体重×50mlが最低ラインです。
体重5kgの犬は1日に250ml摂取する計算になります。
ただ、個体差もあり、1日の運動量などによっても左右するためあくまでも基準となります。

では、どのように水分を取らせるかということになりますが。
通常みなさんはドライフードもしくはウェットフードを上げていると思います。
先ほどの水分量を全て取らせるというのは、とても大変でありその必要はありません。
なぜなら、ドライフードには10%の水分量、ウェットフードは80%の水分量が含有しているからです。
ですので、1日の水分量から通常与えているフードの水分量を差し引いて計算してくださいね。

そして、水分の取らせ方になります。

  1. ドライフードもしくはウェットフードに霧吹きなどで水分をかけ湿らせて与える
  2. 犬用のミルクなどを水に混ぜて与える
  3. りんごをすりおろしたり、液体(りんご果汁)を少し入れる
  4. 野菜もしくは鶏肉などを湯がいたお湯を冷ましたものをあげる

などが効果的かと思います。

愛犬を長生きさせるために、毎日の水分量を確保し健康な生活を送りましょう。